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Good Bank-Bad Bankの仕訳?

欧州銀行監督委員会 CEBS Committee of European Banking Supervisorsの欧州の金融機関に対するストレステストの発表が注目されています。
発表時間さえもフランス・ドイツを含む一部金融当局者からは日本時間24日午前1時よりも前倒し実施して、欧州市場での反応を見るべきとか、英国当局者からは予定時間通りを指示、スペイン中銀は同国における結果は予定時間30分後の日本時間24日、午前1時半にすると表明するなど、発表時間についても諸説流れています。

 

7月初旬にCEBSではストレステストの概要を発表しているものの、詳細について説明は比較的少ない状況です。
大枠としてわかっているところでは、

 

  • 加盟19カ国の91の銀行でEUの銀行資産の65%をカバーしています。

    これらの金融機関を対象にストレステストを実施します。
    国ごとに資産規模の大きい順に銀行を選び、資産規模で全体の上位50%の銀行をカバーします。

  • ドイツのランデスバンク(州立銀行)とスペインのカハ(貯蓄銀行)もストレステストの対象とします。

    (これらは多くの不動産・建設向け債券を保有していると言われております)

  • 2010年と2011年について基本シナリオとストレスシナリオを想定して算出します。
  • 基本シナリオとなるマクロ経済のショックとしてはGDP、失業率、CPIの変動と想定します。

    ストレスシナリオとしては、GDPがEC予測の2010年1.0%、2011年1.7%をそれぞれ3%下回る場合を想定します。
    例えば1%に対し3%低下の0.7%という意味。

  • ストレステストの結果は7月23日に公表。

    銀行全体と個別の銀行テストのテスト結果が公表されます。

 

欧州の銀行に対するストレステストと、2009年春に米国の銀行に対して行われたストレステストでは、対象範囲である「総資産ベースの3分の2(欧州は65%)、主要銀行の大半(欧州では全体の50%)を含むところや、経済状況が悪化するシナリオでの経済水準を2010、2011年にかけての3%を下回る」という点で似通っております。
経済状況悪化シナリオでは、GDP成長率を公開しておりますが、失業率やCPIは明らかにされておりません。
米国銀行に対するストレステストでは住宅価格が中心でしたが、欧州銀行のストレステストでは、特にソブリンリスク(保有欧州国債の価格変動リスク)がもたらす影響、そして各国域内(自国内を含む)の貸出資産並びに調達資金=バランスシートへの影響度合い、わかりやすくは自己資本規制で合格、不合格(資本増強要・不要)という表現を使う記事が多いようです。
既に一部欧州各紙で合否の観測記事が出始めております。
国際通貨基金 IMFが今年春の世界金融安定報告で、ユーロ圏と英国の銀行を合計した損失額が2007−2010年の期間でおよそ1兆4,000億ドル(約123兆円)という推計値を示しておりました。
この時にはIMFはこれらの銀行が保有されると見られる国債約2兆5,600億ドル相当に対する損失がないと想定、「ゼロ表記」していたので、今回のソブリンリスクにおけるテスト結果が注目されております。

ファンダメンタルズ分析とは?

局地的なゲリラ豪雨が終わったと思ったら灼熱の夏が来たという感じです。
天気予報でホノルル(ハワイ)を見ていますが、日本はホノルルより最高気温で10度近く暑いようです。

 

これまでは、テクニカル分析を用いてトレンド(相場の流れ)やオシレーター(相場の振幅)、サイクル、高値安値の予測の方法などを説明させていただきましたが、相場はテクニカルの分析だけでは解明できない部分もあり、大きな流れや方向性はやはりファンダメンタルズ分析が必要となってきます。

 

ファンダメンタルズとは、経済の基礎的条件と訳されます。
個別企業の株式投資などミクロの分野では財務状況などがこれにあたり、外国為替などマクロの分野では当該国の経済状況などがこれにあたります。
近年では通信やコンピューターの発達により世界的な規模でのクロスボーダー(国境を超えた)の取引が行われることが多く、マクロより更にマクロ(グローバル)の経済も押さえておく必要があります。

 

ファンダメンタルズ分析は、企業や国、地域などの状態を知るということになります。
では何を知るかというと、企業であれば業績、国であればGDPなどが良いのか悪いのか、また、企業であれば資産、国であれば財政黒字(赤字)がどれくらいあるかなどです。
こうしたデータを長い期間継続して観察していくこととなります。外国為替の場合は2国間が対象となりますので、これらの国の経済指標をみることになります。
次回からは主要な経済指標と見方を説明したいと思います。